親の関わりが大事な中学受験。でも私は一人で暴走していたのかも

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保温弁当箱は毎晩のおかず入り

6年になり、今までは塾の授業は19時過ぎには終わっていたのが、21時過ぎまでやるようになった。

お弁当を持たせて16時半には塾に着くように送り出さないといけない。夕飯用に作ったおかずをお弁当に詰めるのが一番効率がいい。
自宅で仕事をしていても早めに切り上げて夕飯の支度にかかる。

15時半頃にはお弁当の準備を済ませ、あとは保温弁当箱に温かいスープを入れるだけにして長女の帰宅を待った。
当時は次女のお稽古事で時間を取られることが多かったのだが、長女の塾と曜日がズレていたので助かった。
バッティングしていたら、どうやりくりしたのだろう。

計算競争で負けん気を発揮したのは親の私

在宅での仕事でバタバタする時もあったが、いつも忙しいわけではない。娘が宿題をしている様子を横で見ている余裕もあった。

ある時期、中学受験には計算力が大事!という記事をどこかで見た。
4年生の頃から計算問題はかなりやっているので大丈夫だと思ったものの気になる。

計算の競争をしよう!と娘に持ちかけて、簡単な四則計算をどちらが早く正確に解けるかを競争した。
見事に私が惨敗。やはり毎日やっている娘には敵わない。
でも何だか面白くなってしまった。
それからしばらく、思い出すと試合を持ちかけて2人で計算問題を解いた。

面白いもので、回数を重ねると、枯渇した脳みそでも働くのか、タッチの差で負けた!なんてことがある。
学生時代、計算問題なんて嫌いでしかなかったのに、ゲーム感覚だと面白く感じるのが不思議なところ。
試合を挑んで負け続けたものの、私はとても楽しかった。娘には迷惑でしかなかっただろうが。

手描きの暗記物が壁を覆う家

また、暗記ものは壁に貼っていつでも見れるようにしたらいい、という記事を見た時も奮起した。
娘は理科が壊滅的にダメだった。理科の暗記物を壁に貼ろう!

と言っても専門家ではないので、何についての暗記が有効なのかもわからない。
とりあえず予習シリーズにあった図のうち、楽しそうなものを大きな紙に自分で描き写して壁に貼った。
「花のつくり」だったような記憶。
娘は「苦手な分野だから、ご飯を食べていても目に入っていい」と、お義理のように言ってくれた。
それで何かが目覚めてしまった私。

デザインの勉強をしていた時の「見やすく!要点を掴んで!」を思い出しながら、夢中になって壁に貼るモノを作った。
「楽しそうなもの、描きやすいもの」という視点で内容を選んでいるので、娘の苦手分野だとか、試験に出そうだとかは関係ない。
ひたすら私が思いつきで選んだ題材が大きな紙に描かれて壁に貼られた。
娘にとって「だから何?」というものだったのは間違いない。

ウケ狙いで登場する歴史上の人物たち

トイレの壁に貼るのもいい、という記事にも奮起した。
まず世界地図をドーンと貼った。これだけでは物足りなくて、しゃがんだ時に目の前に来る場所にフックを打ち込み、小さな歴史本を下げた。これなら読むだろう。
しかしこれはうまくいかなかった。
わざわざページを繰ってまで読まないのだ。

ページを開いたままにしておけばいいか!と思い、今度は特定のページを開いて、そのまま固定できるようにした。
そして、テキトーなページを開いておいた。
どのページに書いてあることが受験に大事かなんて皆目わからないので、たまたま固定しやすかった真ん中のページを開いただけ。

特に意味はなかったそのページがウケた。
室町時代。足利義満の肖像画がバーンとあり、その下に大きめの字でテキストが入っているだけのページ。
足利義満の顔が、着物の襟の中に埋まっているように見える。 その様子や顔の表情が可愛いと言うのだ。

次女まで喜んで見ているのに気を良くして、違うページでも面白いものはないかと調べ始めた。
もうこうなると勉強なんてそっちのけである。ウケ狙いでしかない。
こうしてトイレには毎日「なんだかなー」というページが開いておかれるようになった。

リビングの壁といいトイレといい、恥ずかしいので、娘たちの学校の友人を家に呼ぶこともできなくなった。
そんな私の暴走が続く中、娘は6年生の肝心な時期を闘い続けていたのだった。

次の記事へ >> 小6受験生の夏。塾と学校の宿題の多さに、つい手伝ってしまう親

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