国語の点数がひどすぎる
国語はどうやっても点数が取れなかった。
本を読むのに慣れていない。そのため、読む速さも遅い。
長文読解は読んでいるうちに時間切れになる。ましてや記述は読み込まないと書けないから、どうしようもない。
6年生になった4月の合不合予備での国語の偏差値が38.6だった。
これはなんとかしないと!
音読や印付けをコツコツやる以外、何をしたらいいのかと塾の先生に聞くと、
「自分の目指す学校の問題の癖に合わせた対策をとればいい」と言う。
気持ちは焦る。どうすればいいのだ?
読む力もなければ言葉も知らない
試しに、難しい言い回しの問題を解かせてみたら、全く歯が立たなかった。
まだ志望校は固まっていないとはいえ、女子校は難しい言葉の多い物語や説明文が多い。
普通の現代語ですら苦手。 難しい言葉は歯が立たない。昔風の言い回しなんて宇宙語のようなもの。
噛み砕いて説明しても困惑顔。これは勉強してどうなるというものではない。
それならと、割と易しそうな学校の過去問に親子2人でチャレンジしてみた。
私は半分の時間で解き終わった。しかも満点を取れる簡単な問題。なのに娘は半分しか出来なかった。
国語の力は小さい頃からつけておくに限ると実感。どうしようもないので、しばらくは塾に任せていた。
第3志望校には入れるように頑張ろう
夏休み明け、塾の先生との面談があった。志望校を3つ挙げて先に用紙を渡してある。
この時の第1志望は、親の願望で入れてしまったチャレンジ校。
第2志望校は偏差値の並びからして妥当そうな学校を持ってきただけ。第3志望校も偏差値で選んだ。
もちろんどこも娘が選ぶ可能性のある学校にはしたが、当時まだ志望校が定まっていなかったので、私の独断でしかない。
算数の先生と国語の先生、2人ともその用紙を前にして無言になってしまった。
しばらくして、うなるような声で算数の先生が話し出した。
「過去問やってても国語と理科が出来ないですねぇ。算数も出来る時と出来ない時があってつかめないし。
堅実路線を取るなら、第3志望には入れるように頑張る、ってことですかね。」
先生方の話は、第1志望校と第3志望校の話で終わった。
この時、話に全く出なかった第2志望校、
面談の数日後に行った文化祭で「ここがいい」と長女が言い出し、第1志望校に昇格!
でも先生が「第3志望校を狙え」と言うからには、その学校も難しいということか…。
入試目前なのに国語偏差値23.1!
そうして入試が近づいた年末の合不合。なんと国語の偏差値は23.1!
ひいいい!
さすがにこれはやばい。
塾の宿題を終え、眠くてたまらない娘をつかまえて、文章を早く読む練習などをした。でもそう簡単に成果が出るものでも無い。
知識問題の量が多ければ勝てるかも
読解はともかく、知識問題だけは、塾の先生の手作り教材のおかげで力がついていた。
漢字は、出来るようになるまで繰り返し書かされていた。
旧暦の月の呼び方などの知識問題も完璧に覚えていた。(これは中学受験どころか、大学受験で役に立ったらしい。)
尊敬語、謙譲語なども、徹底的にやらされていた。
5年生の初め、塾の帰りが遅いと思ったら、数人で残されて特訓していたことがあった。
こうやって知識問題を確実に解けるように指導してもらっていたので、ひたすら知識問題で点数を稼いだ。
知識問題が少ないテストは目も当てられない出来だったが、知識問題の量が多ければ勝負に勝てる可能性がある。
問題の癖に合わせた対策とはコレか!?
娘が第一志望にした学校の入試日のうち、初日は国語の記述が多い。
でも2日目は知識問題が多い。例年同じだった。
今年もそうだとは言い切れないが、問題の傾向が変わらないと信じるしかない。
これだ!この2日目に賭けよう!
国語がどうやってもダメな長女には、ここで頑張ってもらおう!
このただ1点に賭けて入試までの日々を戦々恐々と過ごしたのであった。
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