「努力」が嫌いだった。努力なんてダサい。そんな私がいま思うこと

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「努力」が嫌いだった。

中学時代、テストに備えてコツコツ勉強する友人を「必死に勉強するなんてダサい」と心の中で見下していた。
休み時間に、友人たちと歴史や地理の問題を出し合うのはゲーム感覚で好きだったが、それ以外はやる気なし。宿題すらもやらなかった。

「やれば出来るのにもったいない」と、先生方や友人から何度も言われた。
でも私には、その「もったいない」の意味が全く理解できなかった。

ゆるゆるの勉強で高校受験

高校受験に向けて、みんなは勉強を始めていたのはわかっていたが、全然やる気が出ない。
でも、試しに勉強時間を棒グラフにしてみたらハマってしまった。

出来るだけ棒グラフを伸ばしたい!

時期は中3の冬休み。棒グラフを伸ばしたい一心で勉強をするようになった。
と言ってもほんの2ヶ月だが。
ラジオに集中してしまい、教科書は開いているだけであっても、勉強時間だと認識していれば棒グラフは加算。
こんなゆるゆるの勉強で高校受験を終えた。

試験日以降は勉強からはすっぱり離れ、高校生活が始まっても勉強は何もしなかった。
授業すら聞かなくなり、ひたすら周りの子と手紙の交換をしたり、隠れてマンガ本を読んだり。
みんなが真面目に勉強をしているのはわかっていたが、いざとなったらやればいいと思っていた。

成績が100番も落ちた

高校1年の2学期の終わり、成績表を担任が手渡してくれた時のこと。
一人一人教卓に呼んで、一言二言何か言う。

私の番が来た。
先生の顔が険しい。
いきなり出席簿でお尻を叩かれた。

「なんなの!この成績は!100番も落ちるなんて!
私は悔しい!周りの友達が悪いんだねぇ。」

ここで入学時の私の成績をこっそり見せてくれた。
驚愕の順位。そりゃ先生もガッカリだろう。

この件があって、少し真面目に勉強をするようになった。
順位に驚いたからではない。
私にノートを見せてくれていた真面目な友人たちを悪者にされたのが面白くなかったからだ。

定期テストの前日に勉強をするようになった。あとは授業をちゃんと聞く。
でも相変わらず「努力」はしなかった。

受験勉強もなく、のんびり

大学受験もしなかった。
早々に専門学校に行くと決めたので、受験勉強に追われる級友を尻目にのんびり。

「受験しないの?今からでもなんとかなるでしょう」
「やれば出来るのにもったいない」と、またもや先生方には言われたが揺るがなかった。

そうして入ったデザインの専門学校。
周りはデッサンなどの基礎を学んだ人たち。いきなり出遅れた。
でもやはり努力はしないまま。なんとかなるさと思っていた。
担任の先生に卒業制作を手伝ってもらって、なんとか卒業。

今度は本気になった

社会人になったものの、インテリアの道に行こうとまた専門学校へ。

今度は本気になった。

自分の働いたお金で行く学校。回り道をしたが、軌道修正して選んだ道。
夜中になろうが徹夜になろうが必死に課題と向き合った。
頑張ることの面白さが少しわかった気がした。やれば手応えがある。

また社会人になった。有能な上司の描く図面に追いつきたくて夢中で学んだ。
休みの日でも出勤して、納得するまでプランを練った。

いつのまにか努力することがダサいとは思わなくなった。

こうして今

限界を感じることがあっても「もう少し!」とねばれる自分になったと思う。
「ここまでやればいいかー」とテキトーに仕事をすることが出来なくなっている。
「給料に見合った分だけ働くと割り切らないと、馬鹿らしくてやっていられないよねー」と、同僚と話を合わせて言っていても、実際は必要以上に頑張ってしまう。

そうやって努力できる自分が、今は好きである。

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その言葉を励みにずっと生きてきた。

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