(番外編)目指す高校のため3年間真面目を通した次女の高校受験

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地元の中学校に進んだ次女

長女は中学受験をして希望する中学校に行った。
姉のための学校見学で、あちこち見て回った次女は当然「中学受験をする!」と言い出すと思っていた。
しかし、それは無かった。普通に地元の中学校に進んだ。

姉の時には荒れていて、進学がためらわれた中学校は、普通に授業ができるようになっていた。
やんちゃな生徒は数人いたものの、あまり心配しなくてもいい程度。

内申点を稼ぐための3年間

ここで次女は「内申点を稼ぐ」作戦を3年間貫き通した。
自分から「塾に行きたい」と言い、近所の塾に毎日のように通った。
成績はどんどん上がり、塾でも成績優秀者に名前を連ねるようになった。

学校では前の席を陣取り、授業中も積極的に手を上げ、苦手な運動も頑張った。
マラソン大会に備えて、友達と遠くの土手まで行って走ったりもした。

どうしても行きたい高校

どうしても行きたい高校があった。
都内の難関校。そこしか見ていなかった。

試験の成績が良いだけではダメ。学校の成績も上げて、内申点もめいっぱい稼がないと無理。
そんな難関校に挑むために必死に頑張っていたが、中3になったあたりから息切れをし始めた気配。

無理かもしれない、と言うようになった。

塾の面談で「目指して頑張ってください」と言っていた先生が「難しいかもしれません」と声を落とす。
でも本人はまだあきらめていないのかと思っていた。

どこの高校にするのか

ただ私立高校はどこか確保しておかなければいけない。
2校だけ説明会に行った。
行事が楽しそうな「これぞ青春!」という感じの私立高校と、進学実績をこれでもか!というぐらいに話す私立高校。
次女は、どれがいいとも言わなかった。
親の私は、その「これぞ青春!」高校が気に入り、密かに内申点がどれぐらいなら推薦で通るのかを調べた。

中3の秋。模試が返ってくるたびに厳しい結果を突き付けられた次女は、とうとうあきらめる宣言をした。
「ちがう高校でいい。」

かといって、どの高校にするかは決まらなかった。
高校受験は厳しい。都立高校は一つしか受けられない。
安全な都立高校を狙うのか、ダメな場合を考えて手堅い私立を確保し、納得できる都立高校を目指すのか。

思いがけない内申点

全然定まらないまま、12月の面談になった。
担任の先生と生徒、親の三者面談。
内申が決まる2学期の成績は、ここで教えてもらえるのだろうか。

面談が始まった。
「どこか決めた?行きたい高校」と言う先生に、無言で首を振る次女。

「まだ早いんだけど・・・」と先生はファイルの間からそっと細長い紙を引っ張り出した。
各科目の成績が書いてある。国語・数学・・・。
合計点が見えた。「!!!!」

まさか到達すると思っていなかった点数だった。
その点数があれば「これぞ青春!」の高校に推薦で行ける可能性が高い!

でも親が決めることではない。

平静を装ったつもりだったのに、次女にはバレバレ。
期待に満ちた顔を向けてきた。

仕方がない。
この点数なら推薦で〇〇高校に行ける可能性があるよ、とその場で伝えた。

先生も笑顔になった。
その学校はいい学校ですよ!絶対楽しい!
ただ、都立の△△もいいですよ。と、自分の母校もアピール。

そう、担任の母校は私もとっても気に入っている。
第1志望だった難関校ではなく、こっちにしてくれないかと密かに思っていたぐらい。
家計を考えれば、都立を目指してくれた方がありがたい。まだ可能性はあるんだし。

その場では結論が出なかった。
じっくり悩んで、納得した学校を選んでくださいと、担任の先生は言った。

結果オーライ

じっくりすぎるほど次女は悩んだ。
悩んで悩んで出した結論が「推薦で私立に行く」というもの。
都立高校受験はやめたのだ。

推薦は通った。

楽しそうと思った「これぞ青春!」の高校は本当に楽しく、次女にとって全く後悔のない大好きな学校になったようだ。
同じ都立の難関校を目指していた子も大勢いて、みんなで傷をなめ合ったらしい。

結果オーライ。

行きたくてたまらなかった高校に行くため、中学では真面目に授業を受け続けた。
無遅刻無欠席。どちらかといえばテキトーな子が、必死に頑張った3年間。
目指した高校ではなかったけれど「あの高校で良かった」と言える幸せ。

次は何を目指すのだろう。楽しみ~。

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