文化祭は早めから
文化祭は学年が下のうちから行った方がいい。
9月から11月が文化祭ラッシュで、行きたい学校がかぶってしまうことも多いからだ。
午前と午後で掛け持ちで見ようとしても、よほど距離が近い学校でないと難しい。
一度、友人家族とそれを試みたものの、2校目に行く道に迷って無駄に時間を費やし、学校に着いたら文化祭の終了時間15分前。
パンフレットをもらって、人のいないコーナーで低学年向けのヨーヨー釣りをして終わったことがある。
文化祭は家族でワイワイ
文化祭は、学校説明会と違って、生の生徒の姿を見ることができて面白い。
説明会に来る保護者を迎える感じとも違う。
普段の日とは違って、高揚した顏で嬉しそうにしている子が多い。
かと思うと、遅い時間に少し疲れたような顔で、ひっそりと校門を入ってくる子もいる。
受験間近な高等部の3年生なのかもしれない。
学校説明会は私一人で行くことが多かったが、文化祭は色々な人と行った。
ダンナや次女も含めて家族4人で行った学校もあれば、他のお友達家族とワイワイ大勢で行ったこともあった。
「楽しいイベント」に行く気分なので、パンフレットをもらったら、何から見るかを考える。
吹奏楽や管弦楽、ハンドベルなどの音楽系が好きだったので、それは外せない。
ミニコーナーのゲームにずっとハマったり、混雑するテーブルで中学生が用意するスイーツを味わったり。
展示コーナーで生徒がわかる
欠かせないものは展示コーナーだった。
生徒の作品や学習の成果が展示されているのを見ると、いつも心から感心した。
作品のレベルが高い。大人の作品とは違う視点と、細かなこだわり。
どれだけ時間をかけて作ったのだろうと考えると楽しかった。
級友と切磋琢磨しているのがわかる作品だらけのクラスもあった。
先生の関わり方が見えるような気がして面白い。先生が褒め称えたのかもしれない。
それでさらにやる気が出たのかも。
部活の披露も面白いが、普段の授業の様子がわかる「展示コーナー」はおススメ。
また、中学一年生の様子がわかる展示があったら、それは是非見たほうがいい。一日をイラストにしてあったり、一年生みんなの趣味嗜好のまとめがあったり、勉強時間のグラフがあったり。
これはすごく参考になった。
入学出来たら、こんなお弁当を持たせればいいのかなど、色々な情報が満載で有益なこと請け合い!
アイドル調査で心をつかむ
長女が今でも覚えているのは、当時大人気のアイドルについて調べたもので埋め尽くされた教室。
長女も大好きだったので大感激したらしい。
熱意のこもった展示は、こちらも真剣に見てしまう。たとえ内容がアイドルであっても、さすがだなと思う完成度。
アイドル調査を展示にするということを許す学校も自由でいいなと思った。
直球質問にも答える生徒
私は生徒に話し掛けるのが苦手なのだが、友人家族が一緒の時は、友人がどんどん話し掛ける。
「宿題はキツイですか?」「どうしてこの学校がいいと思ったの?今でもそれは変わっていないの?」
こんな質問、自分だったら急に答えられないよ、と思うのに、生徒は素直に答えてくれる。
「宿題はキツイです。でもみんなも同じ量をこなしているので、覚悟を持ってやっています」と返ってきた時は、さぞや良いところに進学・就職できるだろうと変なため息が出た。
2番目の質問の答えは残念ながら覚えていない。直球すぎるだろう!と友人の言葉にヒヤヒヤした記憶しかない。
でも違和感のない答えだったに違いない。納得して終わるのが常の「生徒への質問」だった。
文化祭めぐりの経験が生きる
長女が中学校に入学してからの話。
自分が文化祭で受験生にメッセージを書く立場になった時、どう書いたら受験生が嬉しくなるかを考えていたらしい。
それは全て、自分が実際にあちこちで受け取ったメッセージが嬉しかったからこそ。
直に生徒と受験生が気持ちのやりとりもできる文化祭。ぜひ行った方がいい。
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