【ストックフォト副業】写真ACのデメリットは低単価・競争激化・独占契約

ストックフォト副業として初心者でも始めやすい写真ACにも、いくつかデメリットがある。

ここでは、写真ACにクリエイターとして登録する前に知っておくべきデメリットをわかりやすく紹介。デメリットを理解した上で「自分に合っているのか？続けていけそうなのか？」を判断してみよう！

とはいえ、メリットの方が多いのは確か。
これを書いている私は、写真ACを始めて3年。いまだに続けているのは、デメリットを上回るメリットがあるから。
メリットは別のページで詳しく紹介するので、まずはデメリットから。

ダウンロードしてもらえた！でも稼ぎが少ない・・

ダウンロード1枚あたりの単価が安すぎる

写真ACの最大のデメリットは、1ダウンロードあたりの報酬がめちゃくちゃ安いこと。
基本的には3～4円程度で、「え？こんなに安いの？」って思うレベル。
他の海外ストックフォトサイト（ShutterstockやAdobe Stock）では、1枚売れると数十円～数百円になることもあるから、それと比べると稼ぐのがかなり大変。

＜報酬内訳＞2025年現在
写真が1回ダウンロードされる度に3.25pt（3.25円）
人物写真なら11pt（11円）の報酬

ストックフォトで副業！と思っても、写真ACだけでは厳しい。数千枚、数万枚とアップロードしないと大きな収益にはならない。

他のサイトにも同じ写真を登録できれば楽なのに・・

登録写真は他のストックフォトサイトで販売できない

写真ACでは、写真の一切の著作権が写真ACに譲渡されてしまう。
ShutterstockやAdobe Stock、PIXTAなんかと併用して、いろんなサイトで稼ぎたい人にとってはかなり不利。
「海外のストックフォトサイトにもチャレンジしたい！」と思っているなら、写真AC専用の素材を作らないと。
写真AC側では「他社への投稿は禁止していない」と言っているけれど、面倒なことに巻き込まれたくないなら、
同じ写真を他には使わないのが賢明。

​イラストAC・写真ACでは、著作権がクリエイター側に帰属するという利用規約のストックフォトサイトであれば、他社サイトへご投稿いただいたお写真と同じものを弊社サイトへご投稿いただいて問題ないとしております。ACヘルプセンター

日常のスナップ写真だけでは太刀打ちできない・・

競争相手がどんどん増えるし、ベテランが強すぎる

写真ACは新規参入者がすごく多い。調べてみたら一日で100人近く増えている時も！
そんな大勢の人たちがアップしている中から、自分の写真を選んでもらうのは本当に大変。
日常のスナップ写真でも、ニーズに合えばダウンロードされるとはいえ、それも限界がある。

特に、ビジネス系やライフスタイル系のジャンルは競争が激しく、新しくアップロードしても埋もれてしまうことが多い。頑張って撮った写真がほとんどダウンロードされないと、モチベーションも下がっちゃうよね…。

ダウンロード数を増やすには、
✔ 競争が少ないジャンルを狙う
✔ キーワードをしっかり設定する
✔ クオリティの高い写真をアップする

といった工夫が必要。
「新しく始めても、すでにプロレベルのクリエイターがたくさんいて勝てない…」なんてことにならないように、差別化を考えて戦略的にアップする必要があるよ！
まぁ、それが写真ACに限らず、どこのストックフォトサイトで戦うためにも一番苦労する点なんだけど。

売れている写真ってどういうやつ？

どんな写真が売れているのかがわかるのが写真ACのいいところ。
他の人の個々の写真のダウンロード数がバッチリわかる。
クリエイターになると、前日、今月などのくくりで、ダウンロード数ランキングを見ることが出来る。
ここで上位ランキングにある「今ホットな写真」を知ることが、ダウンロード数増加のための第一歩！
自分のランキングもわかるけど、それは落ち込む材料にしかならないww
切り替えてランキング上位写真を研究するべし！

AIで作った画像はダウンロードされにくい

写真ACではAI生成画像も登録できるが、画像一覧にはデフォルトで「AI生成ツール使用素材を除く」にチェックが入ってしまっているため、それを外してもらわない限りは検索に引っかからない。
今のうちはAI生成画像に対する信頼度が高くないのか、せっせと作ってもあまり使ってもらえない（私だけ？）

もうちょっとなんとかしてよーな部分も・・

最低換金額が高くてすぐに現金化できない

写真ACでは、5,000円以上にならないと換金できないルール。1ダウンロードあたり3～4円として、5,000円に到達するには少なくとも1,250回以上ダウンロードされないとダメ。

これは、ストックフォト初心者にとっては結構ハードルが高い。例えば、Shutterstockでは25ドル（約3,500円）から換金できるし、PIXTAは約1,000円から換金できるから、それと比べると写真ACの換金ルールはちょっと厳しい。

「せっかく稼いだのに、なかなか引き出せない…」なんてことにならないように、事前にしっかり換金ルールを確認しておこう！

審査に時間がかかる場合も

写真ACは登録クリエイターが増えた影響で、審査に時間がかかることがある。通常は数日～1週間程度だけど、混雑している時期だとそれ以上かかることも。

特に、季節モノの写真（桜・ハロウィン・クリスマスなど）をアップする場合は、審査が遅れると販売機会を逃してしまうこともある。
とはいえ、例えばAdobeStockなどに比べたら早いんで、文句を言ったら怒られちゃうかも。

まとめ

写真ACは、初心者でも気軽に始められるストックフォトサイトだけど、低単価・独占契約・競争の激しさといったデメリットも多い。

「とにかくストックフォトを始めてみたい！」って人にはいいかもしれないけど、本気で稼ぎたいなら、写真AC以外のサイトも視野に入れておいたほうがいい。

写真ACのデメリットを理解した上で、自分に合ったストックフォトサイトを選んでみよう！