安定しなかった算数
算数の点数は良かったり悪かったりで変動が激しかった。
合不合や日能研の模試で偏差値が50に届かない時もあれば、よくこれが解けたなと思うヒットを飛ばす時もあった。
あまりにも安定しないので、塾の先生も「出来がつかめない」と言う。
塾の先生の手作り教材は、何度も 解き直しをして必ず最後には〇をもらえるようにしないといけなかった。
一番時間を割いて勉強していたのは算数だったが、しょちゅう塾で残されていたのも算数。最終のバスで帰ってきたことも数回あった。
安定しないまま、最後の夏休みも終えてしまった。

ひたすら過去問を解いた秋以降
夏休み以降は、算数の先生が個々の志望校に合わせて過去問対策を行ってくれた。
算数限定ではあったが、これが本当に大きかった。
先生は、夏休み明けの面談で言った志望校に合わせた問題を個々に用意。
面談の直後に娘の志望校が変わったため、差し替える面倒をかけてしまったが。
自宅でも過去問は何度か解いたが、解き直しまではなかなか出来ない。
間違えた問題の「どこが違うのか」も教えてあげられない。
その点、先生の指導はきめ細やか。「解いて終わり」ではないので、娘も真面目に取り組んでくれた。
中学受験の合否は算数にかかっている
算数は他の科目よりも問題数が少ない分、間違えるとダメージが大きい。
答えは、おおまかでもいいから検算するよう指導されていたが、なかなかその余裕がない。
答えが見当違いの桁になっていたり、引き算なのに大きい数になっていたり。
こんな間違いが減ればいいのに、と思っていたら、夏休み以降は急激に減った。
どこかで検算のコツでも掴んだのだろうか。
「ちゃんと見直せば間違いに気づいたのに!」という悔しさが減ったのは、大きな収穫だった。

算数成功の秘訣は好きになること
娘は売買算が苦手だった。そんな娘に力添えをしたくて、自分も解き方をマスターしようとしたことがあった。
売買算は実生活にも役立つしと、線分図も駆使して問題を解いた。枯れ果てた頭でも、集中してやれば多少は理解が進む。
よし!教えてやるぞ!と意気込んで娘の帰りを待っていた。
でも塾にいる間にコツを掴んだらしく、私の出番はないまま終わった。
食塩水の問題などは面積図を使って解いていた。
面積図はそんなに使いこなしている感じもなかったのだが、実はこれ、大学生になった今も使っているらしい。
式を立てているうちに混乱してきた時は、面積図にしてみると理解しやすい、とのこと。
中学受験の勉強が今も役立っているのは面白い。
かく言う私も、職場の基礎能力診断テストでややこしい問題に直面した時は線分図で解いた。
まだ使える自分に感動してしまった。ちゃんとやっていたんだな、私。出番なかったのに。
算数って、そう考えると面白いのかも。

算数はなんとかなるかも、と思えた冬
個々の志望校に合わせた塾の先生の指導は確実で、第1志望校の算数の傾向はしっかり掴めた様子。
塾ではやっていない年度の過去問も合格者平均点に届いていた。模試でも点数は徐々に上がっている。
算数はなんとかなるんじゃないかと思えるようになった。
娘は、受験が近づいても、算数に全く不安は無かったとのこと。
よくここまで来たなぁと、ひたすら塾の先生に感謝したのだった。
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