果実酒の瓶の山。片付けの疲れと怒りで大事なものを捨てたかも

義母の家を売却することにした。解体するまでの数か月で家の中のものを片付けなければならない。
2か月かけて相当な荷物を片付け、義母自身の引っ越しは終えた。
だが、さらにその後も土日になると義母の家へ通うこと一か月。
酷暑の中でのゴミ出しと片付け作業が続いたのだ。

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ゴミ屋敷のようにゴミを出しながらの片付けも佳境に入る

ダイニングの片付けに入った。
食器棚の中にあるのは通常使っていた食器。お客様用の桐箱に入ったものは既に新居に運んである。
オマケでもらったと思われるコップや皿は捨てた。
黄色く変色しているタッパーも捨てた。
新居の収納庫の容量を想像しながら、自分のアパートから持っていった食器と、どっちを使うか検討し、新居に既にあるものの方が良いと判断したカップや皿は捨てた。
ゴミ袋はいくらあっても足りない。次々とゴミが出る。
ゴミを積み上げた1階の事務所はゴミ屋敷のようになっていた。

私たち家族は既に横浜に引っ越してしまっている。売却の決まった東京のこの家を片付けるためだけに、土日を使って来ているのだ。

かといって、私が片付けのためにやって来る土日にゴミを出せるわけではない。
ビン・カンは週に1回しか収集しないし、ガラス製品や陶磁器、やたらに出てくる金属類のゴミは月に2回しか収集がない。

私が平日に行けない分、ダンナが収集日に合わせてゴミを捨てるためだけに、車で2時間かけて来てくれたりもした。ゴミ出しだけでなく、少しは片付けてから帰ったのかは聞いていない。
聞いて「ゴミを出しただけ」と言われたら、その当時の疲れきった私のことだから罵声を浴びせただろう。
悪い方の予感があったせいで聞くに聞けなかったのだ。

果実酒は、漬けた本人が責任もって処分しましょう

↑これ、ほんの一部(実際の写真)

洗面台を片付けていると、壁に扉があるのに気づいた。
開けると奥行が深い!大昔に使ったきりのような家電製品などの重たいものがギュウギュウに入っていた。
これを取り出すのか・・・
覚悟を決めて取り出そうとしたら、床下収納が手前にあるのに気づいた。
まずはこっちを開けて中身を取り出したほうがいいか。
開けてみて悲しくなった。

階段の下や食器棚の奥から見つけ出した大量の果実酒の大瓶にうんざりしていたのに、ここにもまだどっさり!!!!
せっかく義母が苦労して漬けた果実酒。気分が良い時なら、新居に持っていこうと考えたかもしれない。
でも疲れで前向きに考えることができなくなっていた。
美味しく漬かっているのか、それとも不味くなっているのか、見た目にはわからない。飲む気にもなれない。
濁って何が漬けてあるのかもわからない色。もう知らない!全部捨ててやる!

怒りに任せて全部捨てた。中身を捨てて瓶を洗った。ものすごい臭いが充満した。暑さと吐き気で暴れたくなった。

義母にとっての大事な品でないのなら持って帰らなくてもいい!

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翌週はダンナにも来てもらった。
私だけが格闘しているのはあまりにも理不尽。
片付けているのはダンナの家なのに、なんで当人はクーラー効いた新居にいるんだ!という怒りが伝わったようだ。
粗大ゴミとして出すものは山のようにあったが、車に積める分は自分たちで粗大ゴミ置き場に持ち込んで安く済ませた。積めないものだけは収集に来てもらった。
どうやっても動かせそうにもない重すぎる座卓やタンス、食器棚は、階下に下ろすのも不可能なので、回収業者に頼むことにした。

まだ手をつけていない場所が1箇所あった。
義母の婚礼ダンスの上に乗っている雛人形や、羽子板飾り。
娘が生まれた時に買い揃えた思い出の品だったけれど、新居で収納場所に悩むのもイヤだし、持ち帰るのはあきらめようか。
自分たちの荷物だけでもすごい量だったのに、そこに義母の荷物が山のように加わって、新居は荷物だらけになっていた。

ええい!義母にとっての大事な品でないのなら持って帰らなくてもいい!
雛人形や羽子板飾りは置きっぱなしになった。(後で後悔したが時すでに遅し)

こうして回収業者にバトンタッチ。何も残らない状態にしてもらった。ギリギリ解体工事に間に合った。

体力限界、まともな思考能力がない中で決めた業者は・・
>>ゴミ回収業者はきちんと調べよう。ザワザワする業者に決めた後悔

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