ウォーターベッドを自分で設置して2度の引越しはハンパない苦労

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ウォーターベッドの引越しは苦労てんこ盛り

ウォーターベッドは、ちゃんとした販売店で買って、その後のフォローをしてもらえる方にとっては、とても満足できる良い品物である。それは間違いない。

残念ながらウチの場合は、会員制の、あるコミュニティを介しての購入だった。
さほどお金に執着が無かった独身の頃に、人付き合いの勢いで買ってしまったのだ。

でかいキングサイズのベッドがドーンと届き、セッティングをしてくれたものの、その後のフォローは何もナシ。保証書等はあったと思うが、連絡がつかなかったのか何なのか。

結婚でアパートを出ないといけなくなった時、 自力でなんとかするしかないと覚悟をした。
その巨大ベッドをダンナと私だけで新居に運び入れた。
水抜き・解体・設置・組立・水入れ・・・。どうなるかと思ったが、なんとかやり遂げた。

結婚2年後、近所に引越しをすることになり、また水抜きから始まるキツイ作業に大奮闘。

そして2年後、また引越しをすることになった。
でも、このタイミングでウォーターベッドは手放した。
娘が生まれて忙しくなったこともあり、あの大がかりな作業はやっていられなかったのだ。

そんな苦労をしたのに、ずっとウォータベッドのことは忘れていた。
その昔に私が書いていたメモを発見し、ウォータベッド移動時の苦労を思い出した次第。
どれだけ大変か、メモを元に書いてみようと思う。

解体(引越し先に持って行く準備)

まず、カバーをはがしたら、水袋の中の水を抜かなくてはいけない。

ポンプとホースを使い、流し、あるいは風呂場に水を流す。
水が残り少なくなって来たら、袋を持ち上げ、(これが異様に重い!)
風呂場に持っていって残りの水が流れ出るようにする。
たいがい、この時に水を床にこぼして、一回ぶち切れそうになるので注意。

独身時に住んでいたアパートの2階からウォーターベッドを移動した時は、風呂場まで伸びるホースが無かったため、すぐ側のベランダに水を流した。
あまりにもたくさんジャージャー流れたため、1階に住んでいた大家さんから「どうしました?」と声をかけられてしまった。
下の階にいた人は、もっと驚いたことだろう。近所迷惑な話。

水を抜き終えたら、水袋を畳んで、引越し先に持っていけるよう小さくする。
ウチの場合はキングサイズだったので、この工程を、でかサイズの袋2つ分、つまり2回やることになる。ここまでで、もうクタクタ。
骨組みの枠を解体し、残っている水が水袋から流れ出ないよう厳重に袋をかぶせたりの労働が続く。

設置(引越し先での作業)

木枠を組み、床板を敷き、その上にカバーをかけ、ヒーターパネルを置いた上に水袋を置く。


※イメージ

水袋を置いたら、ポンプとホースを使って水を注入。
ベッドの設置場所が水道の蛇口から離れている場合、ながーいホースを使うので、蛇口側と、注入口側との人間の呼吸がうまく合わないと、水がこぼれ出て大変な目に遭う。
水の分量の加減で、固いとか、柔らかいとかを調整。
水を入れると、水袋はとてつもなく重くなるので、模様替えはもう出来ないと覚悟をすること!

水を入れたら、慎重に空気を抜く。これが大変な作業!
袋のハジの方から、薄白く見える空気の溜まりを、空気抜きの穴の周辺に向かって寄せ集めていく。
穴の周辺以外に白くみえる部分がなくなったのを確認して、2重栓を開ける。

慎重に空気だけを出したら、防腐剤を注入。これで水が腐るのを防ぐ。
その後、水がこぼれることがないよう、しっかりと栓をする。
この空気抜きの時、注意をしないと、空気ではなく水が吹き出てしまう。
大変面倒な作業だが、これはちゃんとやるしかない。そうでないとチャポン、チャポンと水音がして、寝付かれなくなってしまう。
覚悟を決めてやること。

その上から丈夫なカバーをかける。 やっとこれで設置終わり。
あとはベッドパッドでもシーツでも、好きなように掛ければOK。

私が買ったウォーターベッドを、文句も言わずに2回も解体・設置をしてくれたダンナってすごい!!!
あー。最後に始末した時の解体も回数に入るか。私も頑張った!(なのにすっかり忘れてたのは、苦労し過ぎたからだろうか?)

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