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「雇用型」と「自営型」どっち?

在宅で仕事をする形態を分けると「雇用型」と「自営型」になる。

「雇用型」
会社に雇用されている人が在宅で仕事をするもの。時給や月給を支払ってもらえるため安定している。

「自営型」
個人として仕事を受注して行うもの。(個人事業主)
時給や月給ではなく、案件ベースで業務を行うので、仕事の量によって収入にバラツキが出る。

雇用型も自営型も、内容に違いはあっても自由な働き方。働き方の選択肢の一つとして考える人も多いだろう。

「雇用型」 で働く場合

決まった時間に仕事をスタート。定時になるまでは、いつ連絡が入っても大丈夫なようにPCの前にいるのが基本。
(フレキシブルな働き方が出来る企業も増えてはいるが)

会社から支給されたノートPCを活用して、自宅やレンタルオフィスなどで働く形。
会社のみんなと密にコミュニケーションをとりながら仕事を進める。
社内のサーバーに直接入る事が出来るので、データのやりとりに困ることもない。
PCやソフト、フォントなどは会社から支給されるし、PCの不調も遠隔操作で会社側がなんとかしてくれる。
有給休暇ももちろんある。
子供が保育園に行っている、小学校に行っているなどで、一定の時間一人でPCに向かえるのならば、この条件はとてもいいと思う。

しかしこの形態で仕事をする人は、元々その企業に勤めていた人、というパターンが主。
出産や介護で在宅にならざるを得なかった、家の事情で自宅が遠のき通勤が困難になったなど。
初めの雇用の段階で、在宅という形をとる企業はあまりない。

「自営型」で働く場合

納期をきちんと守る自己管理能力さえしっかりしていれば、仕事をする時間など全て自由なのがメリット。
通勤に費やす時間を他のことに使えるのは「雇用型」と変わらないが、それ以外もすべて自由。

育児に手がかかる、あちこち出掛ける、他にも家でやることがあるなど、決まった時間にPCに向き合えない場合は「自営型」が適している。

私はこのパターンで長いこと仕事をしてきた。
初めは、元上司の仕事が主だったが、そのうち他からも仕事が入るようになった。
パソコン環境を整え、必要なソフトを購入し、来た仕事は拒まず、納期厳守でずっとやってきた。
洗濯物を取り込んだり、買い物に行ったり、子供が帰宅すればおやつを出し、塾に行く前にお弁当を作ったり。
そんなことをしながらも仕事が出来るのは嬉しかった。

とはいえ、納期に余裕がある仕事を受けたい、という私の要望を受け入れて仕事をくれる人がいたから成り立ったこと。
安く早く!という仕事だったら続かなかったかもしれない。

「家の中モード」は要注意

会社勤めをしているころと違い、身なりにさほど気を配らない。
いきなり「これから打ち合わせの資料を持って行くよ。近くまで来ているんだけど、来れるかなぁ?」と電話をもらって慌てた私。打ち合わせ場所である隣の駅まで自転車を飛ばした。

鏡は見た。ひど過ぎる格好でもないだろう。
化粧直しはしていないけれど、元々そんなに化粧バッチリの人間でないのは先方も知っているからいいや!

打ち合わせの最中、ふと自分のお腹を見ると、ローライズのジーンズから黒い下着が見えてる!
自転車に乗る直前に、 暑くなるかと羽織っていた綿シャツを脱いだのだが、短めのTシャツの裾から下着が見えてしまうことに気づかなかった!
打ち合わせどころではなくなった。テーブルにお腹をつけて、自分のお腹のあたりが相手から見えないようにし、席を立つ時もバッグでお腹を隠した。後ろにいる人から背中側の下着が丸見えかと思うとお辞儀もできない。
「家の中モード」になっている時は気を抜いているので、こうした失敗をする。

時間を読めず失敗したことも

今は大きなデータもネット上でやりとり出来るようになったが、以前はそうはいかず、MOなどの光磁気ディスクにデータを入れ、それを宅配便で送ったりしていた。
どうやっても配送が間に合いそうもなくてバイク便を使ったこともあれば、ダンナに頼んで持って行ってもらったこともあった。
「先方に届ける」時間を考えれば、余裕を持って仕事を完成させないといけない。
なのに変なところで悩んで時間を費やし、結局は余分にお金をかけることになったりした。

安定しない個人事業主は辛い。

ある年の年末年始、大きな仕事があった。
通常の会社は年末年始で休みだが、フリーランスの私のような人間は、そんな時に働くのだ。
正月休み明けで出社したら、完成データが届いている、という状態にして欲しいという。

クリスマスも大晦日もお正月も全て仕事。
まぁ大掃除は少しはやったものの、いつものようには出来なかったし、おせち料理は買って済ませた。
とにかく必死に毎日PCに向かっていた。

なのに納品先の会社がいきなり倒産。
請求した金額の1/10程度が、一年以上経って振り込まれた。
どうしようもない。こういうこともある。

在宅で働いたのち、企業勤めに

ただ、自分自身の力で自由に働く、それで満足していたのは子供が小さな時だけ。
子供が大きくなると、隙間時間を有効に使って必死に働くよりも、安定を求めるようになった。

社会に求められるスキルを身につけているのかどうかも自信を持てなくなった。
もらっている仕事に対するスキルはUPしたかもしれない。でも世間で必要とされるものはもっと幅広いだろう。
他の人の仕事ぶりを見たり、刺激を受けることの必要性を痛切に感じる。

よし!働きに出よう!

こうして外に出た私。仕事の内容はそれまでとは ちょっと違ってしまったが、これはこれで面白い。
この先また在宅に戻ることもあるかもしれないが、今は今できることを精いっぱいやろうと思う。

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