中学受験を決めた理由は6つ
我が家の長女は中学受験をした。
中学受験に踏み切った理由は6つ。
2. 地元の中学が荒れていた
3. 男子がいない方がよかった
4. 周りが中学受験組だった
5. 親に時間の余裕があった
6. 家庭の教育方針
1.本人の希望
学校ではおとなしくて全く自己主張をしなかった長女。小さな頃から勉強は嫌いではなく、宿題もコツコツとちゃんとやっていた。
宿題をした記憶の無い母親から生まれても、こんなに真面目な子に育つとは!と感心していたものである。
でも学校では人の影に隠れて、なんの力も発揮できないまま。
そんな自分が歯がゆかったらしい。
『周りから「すごい!」と言ってもらえるぐらい、勉強が出来るようになりたかった。
勉強しか、自分が出来そうなのは思いつかなかったから』
それは、小学生のその当時に話してくれたのではない。大きくなってから話してくれた言葉。
その思いを、 ちゃんと私が聞いて受け止めてから中学受験をスタートしたわけではない。
中学受験をした理由の1番に挙げているが、本当は私の独走だったのだ。
「中学受験したい?」と聞いた時に、躊躇もせず「うん!」と頷いた娘の思いを、ちゃんと理解することなく始まったのが、我が家の中学受験だった。

2.地元の中学が荒れていた
そもそも、通っていた小学校が荒れていた。
一学年上が特にひどかったが、娘の学年も落ち着きがなく、保護者や地元の有志が交代で見回っていた。
同じクラスのお母さんたちと「この顔ぶれで中学に上がるのは不安」という話をよくした。
隣にある中学校が荒れているのは噂に聞いていた。上の学年の子たちが、さらに荒らすのではという心配もある。
少し離れた別の公立中学に行くという選択肢もあったが、たいして学校の雰囲気は変わらない。
それなら、いっそ地元から離れたい。
住んでいる場所は変わらなくても、落ち着いて勉強できる環境で6年間を過ごせたら、という思いが強くなった。
3.男子がいない方がよかった
娘は自分が目立たないように小さくなって小学校に通っていた。
怖い女の子もいたようだが、暴言を吐いたり、小突いたりするのは男子。
男の子は怖い、という印象が強かったせいか、担任の先生が言った言葉に娘も私も大いに反応してしまった。
「あなたは私立の女子校が合いそうね」というひとこと。
どんな場面での言葉だったのか思い出せない。私も一緒に聞いているのだから、何かの行事の時だったのだろう。
私立なら女子校がある。これは大きな気づきだった。

4.周りが中学受験組だった
あまり受験熱の高い地域ではない。
でも学校の見回りに駆り出された時に会うお母さんたちは考えが似ていて、みんな中学受験を考えていた。
小学校をこんな荒れた環境で過ごさせてしまった分、今度は良い環境を与えてあげたい。
少し離れた地域にある「大多数の子が中学受験をする小学校」に子供を入れたかった人もいた。
子供が小さな時から中学受験を見据えて勉強をさせていた人も多かったし、
上の子が既に中学受験を済ませている人も大勢。
そのため、ファミレスなどでたまに数人で集まると中学受験の話でもちきり。
なんの知識もない私には、中学の名前を出されてもちんぷんかんぷん。塾に集団と個別があるのすらわかっていなかった。
そんな私の前で繰り広げられる話は意味不明なものばかり。
「〇〇ちゃんは御三家志望らしいわよ。行けるわけないわよねー。日能研でも下のクラスらしいのに」
ごさんけ? にちのうけん???
中学受験をさせようかと思い始めた頃だった。何も知らなかった私には、こういう情報はとてもありがたい。
同じ目的を持つ仲間が大勢いることに大いに力づけられた。

5.親に時間の余裕があった
私は在宅で仕事をしていたので、仕事の納期が迫っている時以外は割と余裕があった。
そのため、昼間に他のお母さんと情報交換をすることも出来た。
高学年になったら、夕方に塾のお弁当作りをしないといけないと言われても「なんとかなるだろう」と思えた。
この私のヒマ具合が、受験も可能だと思えた要因の一つ。

6.家庭の教育方針
私は、教育に関してはお金を惜しみたくないと思っている。
お金にそんなに余裕はない。それでもやっていけそうな気がしていた。
おおざっぱな性格なので、中学受験にいくらかかるかなど、考えようともしなかった。
なんとかなるだろう。なんとかする!ダンナも応援してくれている!
慎重な人から見たらバカとしか思えないだろうが、それがその頃の私だった。
こうして中学受験突入
教育評論家が「中学受験の全体像を把握し、覚悟を持って臨むべき」と言う中学受験に、何もわからないまま踏み込んでしまった。
長い長い闘いの始まりだということに気づかず、補習塾で算数のみ1時間半、という勉強だけで中学受験の仲間入りをした気になっていたのであった。
次の記事へ >> 中学受験。適した塾は?なかなか決まらなかった塾選び、前半戦
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